まだ誤解しているの?!記憶力と年齢の関係にある間違った常識

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「最近物覚えが悪くなってきたなぁ。

年を取ると記憶力が悪くなるっていうしやっぱりそうなのかなぁ。

もう一度、学生時代の記憶力がよみがえって欲しいな。」

このように考えている方も多いかと思いますが、結論から言うと

記憶力が年齢によって衰えるという世間の常識は間違っています。

大前提として脳は覚えるより忘れるほうが得意なのです。

脳には短期記憶と長期記憶があって、入手した情報は短期記憶に仮保存されます。

仮保存された情報は覚えていられるのは1か月と言われています。

短期記憶から長期記憶に移動することができれば長く覚えていることができますが

僕たちは日々膨大な量の情報を入手しています。

受け取った情報をすべて長期記憶に移動してしまうとすぐに容量がいっぱいになって頭がパンクしてしまいます。

だから人は覚えるよりも忘れるほうが得意なのです。

年をとって記憶が衰えたというのは気のせいです

まだ誤解しているの?!記憶力と年齢の関係にある間違った常識

テレビで特集が組まれていたり、よく耳にすることが多いことから年を取ると記憶力が衰えるというのは当たり前のように思います。しかし、それは気のせいなのです。

気のせいの理由を説明します。

  • 大人と子どもでは知識、情報の量が違う
  • 学生時代は今と違って毎日が勉強中心
  • 大人と子どもでは時間の感覚が違う
  • 年齢によって衰えると思うのは「気にするか、しないか」

順番に深掘りしていきます。

大人と子どもでは知識、情報の量が違う

「あれだよ、あれ。えーっとあのドラマに出てたあの俳優さん、誰だっけ?」こんな風にど忘れしてしまって人の名前などが出てこない経験は誰しもあると思います。

「最近特にひどいなぁ。若いときにはこんなことなかったのに・・・」

と、悲観する必要はありません。

例えば小学生のころ、知り合いが何人いたか考えてみましょう。

クラスメートや同級生、数十人くらいでしょうか?

でも、今は仕事上の付き合いも増えるし、芸能人、政治家など単純に知っている名前の数だけでも小学生の何倍、何十倍、下手したら何百倍にもなっています。

脳はそれだけの情報を記憶しているのです。

膨大な量の情報から検索するにはコンピューターでも時間がかかってしまいます。

すぐに名前が出てこないのは逆に、それだけたくさんの知識が脳に記憶されているということですから「ど忘れが多くなった」と気にする必要は何のです。

学生時代は今と違って毎日が勉強中心

学生時代は毎日が勉強中心の日々を送っています。

毎日授業を聞いて、ノートを取り、テスト前には復讐をして・・・

学生は勉強が仕事なのですから覚えることに一生懸命になっていたはずです。

僕は今まであまり勉強してこなった方ですが、それでも今よりは学生時代のほうが勉強にかける時間は多かったと思います。

そもそも昔のほうがスラスラと覚えられていたというのが勘違いの可能性もあります

僕の場合は、何度も繰り返し勉強して試験に備えていたはずでしたが、試験の結果は散々だったということはよくありました。

「来週に英単語のテストをします。」と先生に言われて単語カードを使って繰り返し勉強したにもかかわらず覚えるのは難しかったです。

学生時代でも覚えるのは難しかったことを踏まえて仕事ではじめて出会った人と名刺交換をした時のことを思い出したください。

その後、その名刺を繰り返しみて名前を覚えようと努力していますか?

大抵はしていないと思います。

つまり、「覚えようとしていない」のを「最近覚えられない」と勘違いしている可能性が高いのです。

大人と子どもでは時間の感覚が違う

「最近物忘れがひどくて・・・」という最近とはいつ頃のことでしょうか?

大人だったら半年くらい前でも最近と思うことも少なくありません。

子どもがつい最近と言ったら1週間くらい前のことでしょう。

子どもでも結構、忘れ物はしたりします。

学校に行くのに用意していた上履きを忘れたり、体操着を忘れたりです。

子どもと大人に最近忘れ物をしましたか?と聞いた場合、子どもなら1週間だけなのでその数も知れています。

大人は半年を振り返って数えますから単純に忘れ物の数が多くなるという現象が起こります。

大人と子どもでは「最近」の感じ方が違うので忘れ物の総数が多くなるのは当たり前なのです。

記憶力が年齢によって衰えると思うのは「気にするか、しないか」

子どもでも結構物忘れしてしまいますが、子どもはいちいち気にしません。

「大人のほうが多い気がする」のはテレビなどで言われていたり、よく耳にすることからの先入観=思い込みが強いのが1つ。

もう1つは大人はど忘れをしてしまうといちいち気にしてしまって強く印象に残ってしまうことが原因です。

子どもは忘れ物をしたこと自体を気にしていないので忘れてしまっています。

大人はど忘れしたことをいちいち気にして覚えています。

年を取ることによって記憶力が衰えるのは思い込みと、気にするか、しないかの違いでしかないのです。

脳は年を取ったら衰えるというのも勘違いです

世間の常識として脳は年を取ったら衰えると言われていますがまったくの誤解です。

確かにアルツハイマー病などは年を取ってから発病する確率が高くなるのは間違いありません。

でも、これは認知症であって病気なのです。

もう1つ世間が誤解していることがあります。

「年を取ると神経細胞が減っていく」という情報です。

脳を専門的に研究している研究者でもそんなデータは聞いたことがないそうです。

認知症にかかってしまうと確かに神経細胞が死んでしまって、脳自体が委縮してしまいます。

しかし、それはあくまでも病気の話で、健康に過ごしている限り脳の神経細胞は減っていきません。

だから「年を取ると脳が衰える」のは間違いです。

記憶力を高めてくれる脳波「シータ波(θ波)」

シータ波は脳の「海馬」で発生する脳波です。

海馬は短期記憶に保存された記憶を長期記憶に移動するかどうかの門番の役割をしています。

記憶するためには長期記憶の門番、海馬に繰り返し刺激を与える=復讐することで長期記憶の門を開けてもう必要があります。

海馬が何度も刺激されて脳神経同士の結びつきが強くなることを

LTP(Long Term Potentiatiion)と呼ぶそうですがとにかく覚えるためにはLTPを起こすことが重要です。

実は、たくさん復習しなくてもLTPを起こす方法があります。

それがシータ波が脳から出ているときです。

シータ波は興味を持っているときや好奇心が刺激されているときに海馬から出ている脳波で、シータ波が出ているときにLTPが起きやすくなっているのです。

さらに、強制的にシータ波を出すために有効なのは歩くことだそうです。

ただ単に歩いているだけでなく、初めての場所を歩くときに強いシータ波が出ると言われています。

これは、初めての場所を歩くと、「あっちにあんなものがある」「こっちに行ったらどこにたどり着くのかな?」という風に周囲に注意を向けて意識的に探索しているときにより強いシータ波が出るのです。

言い換えると興味を持てばシータ波がでてLTPが起こりやすくなる。結果、物事を覚えやすいのです。

まとめ:記憶力が年齢によって衰えるのは間違いです。

人はそもそも覚えるよりも忘れるほうが得意なのです。

年を取って記憶力が衰えたと感じるのは気のせいの場合がほとんどです。

記憶力を高めるのは繰り返し学習するか興味や好奇心を持ってシータ波を出すのが重要です。

子どものときは何をするのも新鮮で、興味、関心が強いのでシータ波が強く出ています。

逆に大人は、今までに様々なことを経験済みで新鮮味があまりありません。

いわばマンネリ化している状態です。

筋肉と同じで使わなければ脳も衰えていきます。

使えば使うほど脳も活性化していきます。

年齢のせいにするのではなく「記憶力が年齢とともに衰えていくなんてウソ」これを忘れずに積極的に脳を使っていきましょう。

今回参考にした本はこちら

上大岡トメさんのほかの作品はこちら

池谷裕二さんのほかの作品はこちら

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