西田文朗さんの「錯覚の法則」という本で学んだことを解説します

書評

著者の西田文朗さんが45年以上脳の研究をしてきた結果「脳が『正しい』と思っていることのほとんど、99パーセントが錯覚」だという事実に気づいたそうです。

人は「肯定的錯覚」をする人と、「否定的錯覚」をする人の2種類しかいません。

脳の特性上、正反対のふたつのことを同時に思考するのは不可能なのです。

うまくいかないことを他人や環境のせいにし、前向きな努力を怠り、事態を改善することを放棄する人は「否定的錯覚」だけをする人です。

否定的な記憶データが脳に強烈にインプットされ脳はその通りに働いてしまうのです。

無理だと脳に問いかけるとまだやっていないことにもかかわらず当然無理だと想像し記憶付けてしまう。

結果口に出した通りの未来が待ち受けています。

「肯定的錯覚」をする人は努力を苦しいとは思わず楽しんでいます。

常に前向きでまだ経験していないことでも自分ならできると根拠なき自信に満ちているのです。

発する言葉も肯定的なので 脳はできると勘違いをしていつのまにか夢を実現させてしまいます。

当然「肯定的錯覚」ができるようになりたいとおもいますよね?

本書では今までに「否定的錯覚」を植え付けてしまって出来上がってしまった否定的な脳でも「すべてが錯覚」だったと認識し、肯定的な脳へ生まれ変わるための方法論が書かれています。

感情脳が人を動かす

西田文朗さんの「錯覚の法則」という本を読んだ感想

著者の長年の研究の中で特に、「右脳(イメージ)」と「左脳(思考)」を司る「大脳新皮質」の内側にある「感情脳(大脳辺縁系)」の存在に注目されてきたそうです。

心はイメージや思考だけではコントロールすることはできず、感情脳が人を動かします。

感情脳が「快」の状態にあると人は「肯定的感覚」をすることができるのです。

感情脳は常に「快」と「不快」を行ったり来たりしているのですがどんなに徳を積んだり、厳しい修行に耐え抜いた人でも同じで「不快」を経験しない人はいないそうです。

楽しいことがあったら「快」に、苦しいことがあったら「不快」に感情が振れます。

不快を完全に消し去ることはどんなに厳しい修行を積んでもできないのです。

ポイントは「不快」になったときにいかに早く「快」に切り替えることができる脳を作ることができるかです。

「不快」を「快」に切り替えるために重要なポイントは次の3つです。

  • 言葉
  • イメージ
  • ボディランゲージ

順番に見ていきましょう。

言葉

感情脳が「不快」に振れた時に肯定的な言葉を使うと効果的だそうです。

言語中枢である左脳で肯定的な言葉を言うと、連動している右脳でもイメージします。

プラスの言葉を発することで、「肯定的錯覚」をすることができるのです。

著者である西田さんの場合は「ありがたい」という言葉です。

心が「不快」に振れた時に

「ありがたい、ありがたい。私に乗り越えるべき壁をつくってくれてありがたい」と脳に語り掛けるそうです。

僕の場合は「ありがとうございます」と「幸せだなぁ」とつぶやくように意識しています。

イリノイ大学の研究では感謝やポジティブな感情が多く、幸福感を持っている人は、そうでない人に比べて9.4年長生きすることが明らかになっています。

感謝をすると長生きになる。健康になる。というのは多くの研究結果でも明らかになっています。

先日読んだ「日本一アウトプットする精神科医」樺沢紫苑先生の
アウトプット大全に書かれていますので興味のある方はこちらも参考にしてみてください。

イメージ

プロのスポーツ選手はメンタルトレーニングを重要視されています。

些細なミスがきっかけにパフォーマンスが落ちてしまい、ミスを連発してしまうことはよくあることです。

そうならないためにもイメージトレーニングが大切です。

プロゴルファーならパッティングのときに「入る」というイメージを、野球選手なら素晴らしいバッティングや守備のファインプレーをイメージするといった感じです。

試合前や本番前に肯定的なウソの記憶データを脳にインプットすることで、少々のミスがあっても瞬時に「肯定的錯覚」ができるようになるのです。

ボディランゲージ

感情脳が「不快」になったときに、切り替える動作を1つ決めておくと効果があるそうです。

著者の場合は「不快」に振れた時に「なし!」と指をパチンと鳴らすことです。

実際にカラダを動かし行動することで、脳が「否定的錯覚」から「肯定的錯覚」へと切り替わりやすくなるそうです。

言葉とイメージはなんとなく知っていましたがボディランゲージに関しては今まで考えたこともありませんでした。

カンタンにできそうなので著者をマネしてこれから気持ちを切り替えるために指をならすことを試していこうと思います。

プラシーボ効果で良い錯覚を脳に与えよう

プラシーボ(プラセボ)というのはもともとラテン語で「人を喜ばせる」という意味で医療の現場でよく使われる試験方法です。

プラシーボ効果というのは、患者に小麦粉などの薬効のないものを薬だと信じさせて飲ませると一定の効果が出る現象のことを言います。

代替医療の世界的権威であるアンドルー・ワイル博士は

著書の中で「プラシーボには活性タイプと非活性タイプがあり、明らかに活性プラシーボの効果が高い」と唱えているそうです。

非活性プラシーボというのは、お医者さんが偽薬だと知っていて患者は知らないケースです。

この場合でも「この薬は効果がある」と暗示されているから、何も飲まないよりは効果があります。

おもしろいのは活性プラシーボで、医師も患者も偽薬だと知らない場合です。

どちらともがこれは効くと思い込んでいると、偽薬がすごい効果を発揮するというのです。

病は気からと昔から言いますが人間が「肯定的錯覚」、いい思い込みをすることがいかに効果を発揮するか分かる研究だと思います。

プラシーボ効果は企業や子育てなどでも当てはまります。

社長と社員が本気で信じ合っていると、活性プラシーボ効果でものすごいパワーが湧いてきます。

子育てでも同じで勉強ができない子どもに「おまえはできる」と言い続けると「できるかも」と錯覚して本当に成績があがります。

反対に「できないかも」と否定的な錯覚をするとダメになってしまいます。

子どもは特に素直で乾いたスポンジのように物事を吸収してしまいますから否定的な言葉を使わないように気を付けていきたいです。

まとめ

人間の脳は複雑なようで意外にも結構単純なんだなと本書を読んで分かりました。

大事なのはいかに脳をその気にさせるか「肯定的錯覚」をさせるかちうことです。

「肯定的錯覚」するためには

  • 言葉
  • イメージ
  • ボディランゲージ

この3つをうまく使っていい意味で脳を洗脳していくことが大事です。

自分にも他の人にも、とにかくプラスの言葉を投げかけてプラシーボ効果を働かせることができれば良い錯覚が強化されていきます。

良い錯覚ができるようになるとたとえつらいこと、苦しいことが起こっても肯定的に考えることができ、人生が楽しくなるはずです。

つい愚痴を言ってしまったり否定的な言葉を言ってしまったりしないようにこれからは意識していきたいと思いました。

著者のほかの作品はこちら!値段に注目です。もしも余裕があって興味のある方はどうぞ。残念ながらちょっと僕には手が出せません。お値段の秘密はなんなんでしょう?内容?紙質?気になります。

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